lsコマンドの-Sオプションを完全ガイド!初心者でもわかるファイルサイズ順の並べ替え方法
生徒
「先生、ファイルのサイズが大きい順に並べて表示したいんですけど、どうすればいいですか?」
先生
「それならlsコマンドに-Sというオプションをつけると、ファイルサイズの大きい順に表示できますよ。」
生徒
「サイズの順番って、どれがどれくらいかパッと見でわかるんですか?」
先生
「大丈夫。詳しく説明するので、一緒に覚えていきましょう!」
1. lsコマンドとは?
lsコマンドは、LinuxやUNIXの世界で使われる、ファイルやフォルダ(ディレクトリ)を一覧表示する基本的なコマンドです。
「今この場所にはどんなファイルがあるんだろう?」というときに、lsを打てばすぐに確認できます。
ls
photo.jpg video.mp4 memo.txt archive.zip
このように、カレントディレクトリ(今いる場所)にあるファイルが一覧で表示されます。
2. -Sオプションとは?
-Sオプションは、ファイルサイズの大きい順に並べて表示してくれるオプションです。
ファイルが多くなってくると、どれが一番重いのか、どのファイルが容量を圧迫しているのか知りたいことがありますよね。
そんなときにls -Sを使えば、大きいファイルから順に一覧表示してくれます。
3. ls -Sの基本的な使い方
とてもシンプルで、次のように入力するだけです。
ls -S
video.mp4 archive.zip photo.jpg memo.txt
この例では、video.mp4が最も大きく、memo.txtが一番小さいファイルです。
ポイントは、サイズが大きい順に並ぶという点です。更新日時や名前順ではありません。
4. -lオプションと組み合わせてサイズを確認
ls -Sは便利ですが、サイズそのものは表示されません。-lオプションを組み合わせると、ファイルの詳細情報(サイズや更新日時など)が確認できます。
ls -lS
-rw-r--r-- 1 user user 20971520 Sep 16 14:20 video.mp4
-rw-r--r-- 1 user user 5242880 Sep 16 13:05 archive.zip
-rw-r--r-- 1 user user 1048576 Sep 15 18:30 photo.jpg
-rw-r--r-- 1 user user 2048 Sep 14 09:00 memo.txt
数字の部分がファイルサイズ(バイト単位)です。バイト(B)はパソコンの容量の単位で、1024バイトで1キロバイト(KB)になります。
5. サイズを人間にわかりやすく表示するには?
-hオプションを追加すると、サイズを「MB(メガバイト)」や「KB(キロバイト)」の単位で表示できます。
つまり、数字が読みやすくなるということです。
ls -lSh
-rw-r--r-- 1 user user 20M Sep 16 14:20 video.mp4
-rw-r--r-- 1 user user 5.0M Sep 16 13:05 archive.zip
-rw-r--r-- 1 user user 1.0M Sep 15 18:30 photo.jpg
-rw-r--r-- 1 user user 2.0K Sep 14 09:00 memo.txt
20Mは20メガバイト、2.0Kは2キロバイトです。非常に見やすくなります。
6. サイズが小さい順に並べたいときは?
-Sは大きい順ですが、逆順(小さい順)にしたいときもありますよね。
そんなときは-rオプションを使います。rは「reverse(リバース、逆)」の意味です。
ls -Sr
memo.txt photo.jpg archive.zip video.mp4
このように、一番小さいファイルから順に並べ替えることができます。
さらに詳細も見たい場合はls -lShrと組み合わせて使いましょう。
7. ls -Sが役立つ場面とは?
パソコンやサーバーで「ディスクの空き容量が足りません」と出て困った経験はありませんか?
その原因となる大きなファイルをすぐに見つけるために、ls -Sが役立ちます。
- 不要な大きなファイルを探して削除したいとき
- バックアップファイルや動画ファイルなどを整理したいとき
- ログファイルの中で一番容量を使っているものを確認したいとき
初心者でも「どのファイルが重いのか」がひと目でわかるので、ディスク整理の第一歩として活用できます。
8. よく使うls -Sの組み合わせ
以下のようなオプションの組み合わせが特によく使われます。
| コマンド | 説明 |
|---|---|
ls -S | ファイルサイズが大きい順に表示 |
ls -Sr | ファイルサイズが小さい順に表示 |
ls -lS | 詳細情報つきで大きい順 |
ls -lSh | サイズをMB/KBで表示 |
ls -lShr | 詳細+サイズ単位+小さい順の最強セット |
まとめ
Linux環境で日常的に使われるlsコマンドは、作業ディレクトリに存在するファイルやフォルダを把握するための基本的でありながら非常に重要なコマンドです。特に-Sオプションを活用することで、ファイルサイズ順に効率よく並べ替えて表示でき、ディスク容量の管理や不要ファイルの整理に大きな効果を発揮します。サイズが大きい順に並べ替えるls -S、詳細情報を確認できるls -lS、人間に読みやすい単位で表示できる-hオプションとの組み合わせ、そして小さい順に並べ替える-rオプションなど、用途に応じて柔軟に使い分けることで、作業の効率は大幅に向上します。特に初心者がつまずきやすい「どのファイルが重いのか判断できない」という悩みも、これらのオプションを組み合わせるだけで簡単に解決できます。
例えば、実際にファイルサイズが大きい順に確認したい場合は次のように入力します。
ls -S
video.mp4 archive.zip photo.jpg memo.txt
さらに詳しいサイズを把握し、単位も見やすくしたい場合は、-lと-hを組み合わせた以下の形式が便利です。
ls -lSh
-rw-r--r-- 1 user user 20M Sep 16 14:20 video.mp4
-rw-r--r-- 1 user user 5.0M Sep 16 13:05 archive.zip
-rw-r--r-- 1 user user 1.0M Sep 15 18:30 photo.jpg
-rw-r--r-- 1 user user 2.0K Sep 14 09:00 memo.txt
このように結果を一覧することで、大容量ファイルの発見、バックアップ対象の選定、不要データの削除判断などが素早く行えるようになります。また、サイズが小さい順に確認したいときは-rを付けて逆順にすることで、圧倒的に効率よくデータ整理が行えます。ファイル管理の知識は、Linux初心者でも習得しやすく、実務でも頻繁に役立ちます。特にサーバー運用や日々の作業でディスク容量がシビアな環境では、ls -Sの習得は欠かせないポイントとなります。
総じて、本記事で取り上げたls -Sの使い方とさまざまなオプションの組み合わせは、Linux操作の基本を身につけるうえで非常に重要なステップです。これらの知識を繰り返し実践し、ファイルサイズ管理を習慣化することで、より快適で効率的な作業環境が構築できます。ぜひコマンドの意味と結果を結びつけながら、日々の操作に役立ててください。
生徒
「先生、今日のls -Sって、こんなに便利だとは思いませんでした!サイズ順で並ぶだけで、どれが重いファイルかすぐにわかりますね。」
先生
「そうなんだよ。ファイル管理の基本だけど、慣れてくると非常に強力な武器になる。特にサーバーの容量が逼迫しているときに、大きなファイルを瞬時に見つけるのに役立つんだ。」
生徒
「-lShって組み合わせもすごく見やすかったです。単位がつくだけでこんなに理解しやすくなるんですね。」
先生
「読みやすい表示は作業効率を上げる重要な要素だからね。さらに小さい順に並べたいときは-rをつけて逆にできることも忘れないように。」
生徒
「はい!これからはファイルが多いディレクトリを見るとき、まずls -Sを試してみます!」
先生
「その調子。毎回意識して使うことで、自然と上達していくよ。」