カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2025/12/15

cp -fオプションの使い方|コピー先を強制的に上書きする方法を初心者向けに解説!

cp -fオプション|コピー先を強制的に上書きする方法
cp -fオプション|コピー先を強制的に上書きする方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Linuxでファイルをコピーしようとしたら『上書きしますか?』って聞かれました。自動で上書きする方法ってありますか?」

先生

「ありますよ。そのときは-fオプションを使えば、強制的に上書きできます。」

生徒

「強制ってちょっと怖いんですが、どういう意味ですか?」

先生

「怖がらなくて大丈夫です。cp -fは、コピー先に同じ名前のファイルがあった場合に、確認なしで上書きするという意味です。上書きしたくない場合は注意が必要ですね。」

1. cpコマンドとは?

1. cpコマンドとは?
1. cpコマンドとは?

Linuxのcpコマンドは、ファイルやフォルダ(ディレクトリ)をコピーするために使います。「コピー」とは、同じ内容のファイルを別の場所に複製することです。

たとえば、「document.txt」というファイルを「backup」フォルダにコピーするには、以下のように入力します。


cp document.txt backup/

このコマンドは、backupフォルダの中に、document.txtという同じ名前のファイルを作るという意味です。

2. 上書きの確認メッセージとは?

2. 上書きの確認メッセージとは?
2. 上書きの確認メッセージとは?

もしコピー先にすでに同じ名前のファイルがあると、Linuxは通常「上書きしてもよいですか?」と確認してきます。

たとえば以下のような状況です。


cp document.txt backup/
cp: overwrite 'backup/document.txt'?

このとき、キーボードで「y」と入力してEnterを押せば上書きされ、「n」と入力すればキャンセルされます。

ただし、毎回この確認が出るのは面倒なときもあります。そんなときに役立つのが-fオプションです。

3. cp -fの基本的な使い方

3. cp -fの基本的な使い方
3. cp -fの基本的な使い方

-fオプションをつけると、上書きの確認が出ずに強制的にコピー先のファイルを上書きします。

以下はその例です。


cp -f document.txt backup/

このように入力すると、すでにbackup/フォルダに同じ名前のdocument.txtがあっても、何も聞かれずに上書きされます。

4. cp -fを使うときの注意点

4. cp -fを使うときの注意点
4. cp -fを使うときの注意点

-fの「f」は「force(フォース=強制)」の意味です。そのため上書きされたファイルの内容は元に戻せません

一度上書きしてしまうと、コピー前のファイルは消えてしまいます。大切なファイルを上書きしないように、慎重に使いましょう。

もし「上書きしてもいいか毎回確認したい」と思うなら、-iオプション(インタラクティブ)を使うとよいです。

5. -fと-iオプションの違い

5. -fと-iオプションの違い
5. -fと-iオプションの違い

-f-iは、正反対の動作をします。

  • -f(force):確認なしで上書きする
  • -i(interactive):上書き前に確認する

たとえば、-iを使った場合は次のようになります。


cp -i document.txt backup/
cp: overwrite 'backup/document.txt'?

このように、上書きするかどうかを聞いてくれるので、うっかりミスを防ぎたい人におすすめです。

6. cp -fの実行結果を確認してみよう

6. cp -fの実行結果を確認してみよう
6. cp -fの実行結果を確認してみよう

実際にファイルをコピーして、上書きされるかどうかを確認してみましょう。

まずは中身の違う2つのファイルを作ってみます。


echo "元の内容" > backup/document.txt
echo "新しい内容" > document.txt

それからコピーします。


cp -f document.txt backup/

では、backup/document.txtの中身を確認してみましょう。


cat backup/document.txt
新しい内容

このように、新しい内容で上書きされたことがわかります。

7. よくある使い方の組み合わせ

7. よくある使い方の組み合わせ
7. よくある使い方の組み合わせ

cp -fは、他のオプションと組み合わせて使うこともできます。

  • -r:フォルダごとコピーしたいとき
  • -v:コピーしているファイル名を表示したいとき

たとえば、フォルダごと上書きコピーしつつ、コピーされたファイルを表示したいなら以下のようにします。


cp -rfv photos/ backup/
'photos/dog.jpg' -> 'backup/dog.jpg'
'photos/cat.jpg' -> 'backup/cat.jpg'

-fを使うことで、古いファイルを新しいファイルでスムーズに上書きコピーできます。

8. cp -fを使うときの安全対策

8. cp -fを使うときの安全対策
8. cp -fを使うときの安全対策

-fは便利な一方で、上書きミスが起きやすいので注意が必要です。

  • 大事なファイルは先にcpmvでバックアップを取る
  • 本当に上書きしていいか、lsコマンドなどで事前に確認する
  • 怖いときは-iと併用してもOK(-fが優先されるので順番に注意)

失敗を防ぐには、事前の確認と習慣が大切です。

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Linuxのcp -fオプションとは何ですか?

cp -fオプションは、Linuxでファイルをコピーする際に、コピー先に同じ名前のファイルがあっても確認なしで強制的に上書きする機能です。force(強制)の略です。
関連記事:
カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
テキスト・データ処理
grep -hオプションの使い方|ファイル名を表示せずに一致行だけを出力する方法
New2
ファイル・ディレクトリ操作
find -mindepthオプションの使い方を完全ガイド!検索の最小深さを指定して効率よくファイル検索
New3
ファイル・ディレクトリ操作
Linuxのlsコマンド-iオプション完全ガイド!初心者でもわかるi-node番号の表示方法
New4
ファイル・ディレクトリ操作
stat --dereferenceオプションの使い方を解説|-Lと同じようにシンボリックリンク先の情報を表示しよう
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
ファイル・ディレクトリ操作
findコマンドの使い方を完全ガイド!初心者でもわかるLinuxのファイル検索の基本
No.2
Java&Spring記事人気No2
テキスト・データ処理
grepコマンドとは?Linuxで文字列を検索する基本をやさしく解説!
No.3
Java&Spring記事人気No3
ファイル・ディレクトリ操作
cd ~ の使い方を完全解説!ホームディレクトリへの移動方法と初心者向けLinuxコマンド入門
No.4
Java&Spring記事人気No4
ファイル・ディレクトリ操作
statコマンドとは?Linuxでファイルやディレクトリの詳細情報を確認する基本