tailコマンドとは?Linuxでファイルの末尾を表示する基本をやさしく解説!
生徒
「Linuxでファイルの一番最後の内容だけを見る方法ってありますか?」
先生
「ありますよ。tailコマンドを使うことで、ファイルの末尾だけを簡単に表示できます。」
生徒
「どうして末尾だけを見る必要があるんですか?」
先生
「たとえば、エラーログや動作履歴など、ファイルの最新の情報だけをチェックしたいときに便利なんです。さっそく使い方を見てみましょう!」
1. tailコマンドとは?
tail(テイル)コマンドは、Linuxで「ファイルの末尾部分(最後の数行)」を表示するためのコマンドです。通常はログファイルや出力結果などの最新情報を確認するために使います。
「tail」は英語で「しっぽ」という意味で、ファイルの最後の部分=しっぽを見るというイメージです。
2. tailコマンドの基本的な使い方
とてもシンプルな使い方で、以下のように入力します。
tail ファイル名
たとえば、「sample.txt」というファイルの末尾を確認したい場合は次のように入力します。
tail sample.txt
これは1行目です
これは2行目です
これは3行目です
これは4行目です
これは5行目です
これは6行目です
これは7行目です
これは8行目です
これは9行目です
これは10行目です
このように、デフォルトでは最後の10行が表示されます。
3. 行数を指定して表示する(-nオプション)
-nオプションを使えば、「何行表示するか」を指定することができます。
たとえば、最後の5行だけ見たい場合は次のようにします。
tail -n 5 sample.txt
これは6行目です
これは7行目です
これは8行目です
これは9行目です
これは10行目です
ログファイルが長いときに、最新の数行だけを確認したいときに便利です。
4. リアルタイムで監視する(-fオプション)
-fオプションを使うと、ファイルの内容が追加されたときにリアルタイムで追いかけて表示してくれます。
これは「ログ監視」にとても便利です。
tail -f /var/log/syslog
Sep 16 09:00:01 localhost CRON[1234]: (root) CMD (some-task)
Sep 16 09:05:01 localhost CRON[1235]: (root) CMD (some-task)
この状態でファイルに新しい内容が追加されると、自動で画面に表示されていきます。
5. -fと-nの組み合わせ
-fと-nは組み合わせて使うこともできます。
たとえば、「最後の3行を表示しながら、その後の追加もリアルタイムで見たい」場合は次のようにします。
tail -n 3 -f sample.txt
これは8行目です
これは9行目です
これは10行目です
ここに新しい行が追加されると、画面にどんどん表示されていきます。
6. headコマンドとの違い
tailはファイルの「最後の部分」を表示するコマンドですが、headは「最初の部分」を表示するコマンドです。
head sample.txt
これは1行目です
これは2行目です
これは3行目です
これは4行目です
これは5行目です
これは6行目です
これは7行目です
これは8行目です
これは9行目です
これは10行目です
用途に応じてtailとheadを使い分けましょう。
7. tailの活用シーンいろいろ
最後に、tailが実際に役立つ場面をいくつか紹介します。
- アプリやシステムのエラーログをチェックしたいとき
- アクセスログなどの最新の利用状況を確認したいとき
- スクリプトやプログラムの実行状況を監視したいとき
とくに-fオプションはリアルタイム監視に最適です。