カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2025/12/09

lsコマンドとは?Linuxでファイルやディレクトリを一覧表示する基本を初心者向けに解説

lsコマンドとは?Linuxでファイルやディレクトリを一覧表示する基本を初心者向けに解説
lsコマンドとは?Linuxでファイルやディレクトリを一覧表示する基本を初心者向けに解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Linuxって黒い画面で操作するって聞いたんですが、フォルダの中身を見るにはどうするんですか?」

先生

「Linuxでは、lsコマンドを使うことで、ファイルやディレクトリの一覧を表示することができますよ。」

生徒

「それは簡単にできますか?コマンドって難しそうなイメージがあります…」

先生

「大丈夫です!lsコマンドはとてもシンプルなので、初心者の方でもすぐに使えるようになりますよ。具体的に見ていきましょう!」

1. lsコマンドとは?Linux操作の出発点

1. lsコマンドとは?Linux操作の出発点
1. lsコマンドとは?Linux操作の出発点

Linux(リナックス)では、ターミナルと呼ばれる黒い画面にコマンドを入力して操作します。lsコマンドは、Linuxでフォルダの中にあるファイルやディレクトリ(フォルダ)を一覧表示する基本コマンドです。

lsとは「list(リスト)」の略で、「一覧にして表示する」という意味を持っています。WindowsやMacではマウスでフォルダを開いて中身を確認しますが、Linuxではlsと打つだけで中身がパッと表示されるんです。

2. lsコマンドの基本的な使い方

2. lsコマンドの基本的な使い方
2. lsコマンドの基本的な使い方

実際にlsコマンドを使って、今いる場所の中にあるファイルやディレクトリを表示してみましょう。今いる場所のことをカレントディレクトリと呼びます。


ls
Documents  Downloads  Pictures  index.html

このように、ファイル名やフォルダ名が一覧で表示されます。何も引数を指定しないと、カレントディレクトリの中だけが表示されます。

3. 隠しファイルも表示する -aオプション

3. 隠しファイルも表示する -aオプション
3. 隠しファイルも表示する -aオプション

Linuxでは、先頭にドット(.)が付いているファイルやディレクトリは「隠しファイル」として扱われます。通常のlsでは表示されませんが、-aオプションをつけることで、隠しファイルもすべて表示できます。


ls -a
.  ..  .bashrc  Documents  Downloads  Pictures  index.html

.は「現在のディレクトリ」、..は「1つ上の階層のディレクトリ」を表しています。

4. 詳細情報を表示する -lオプション

4. 詳細情報を表示する -lオプション
4. 詳細情報を表示する -lオプション

ファイルのサイズや最終更新日時、アクセス権限などを確認したいときには、-l(エル)オプションを使います。これはlong format(詳細形式)を意味します。


ls -l
-rw-r--r-- 1 user user  1024 Sep 15 10:00 index.html
drwxr-xr-x 2 user user  4096 Sep 14 09:00 Documents

この表示には、ファイルの種類やパーミッション(アクセス権)、所有者やファイルサイズ、日付などの情報が含まれています。最初のdはディレクトリ、-は通常のファイルを示します。

5. サイズを読みやすくする -hオプション

5. サイズを読みやすくする -hオプション
5. サイズを読みやすくする -hオプション

-lだけではサイズがバイト単位で表示されて少し見づらいことがあります。そこで-h(human-readableの略)を組み合わせることで、KBやMBなどの単位で読みやすくなります。


ls -lh
-rw-r--r-- 1 user user 1.0K Sep 15 10:00 index.html
drwxr-xr-x 2 user user 4.0K Sep 14 09:00 Documents

-lhのように複数のオプションを組み合わせて使うこともできます。

6. ファイルを並び替えるオプション

6. ファイルを並び替えるオプション
6. ファイルを並び替えるオプション

更新日順に並べたいときは-tサイズ順に並べたいときは-Sを使います。


ls -lt
-rw-r--r-- 1 user user  2048 Sep 16 12:00 report.txt
-rw-r--r-- 1 user user  1024 Sep 15 10:00 index.html

また、古い順にしたい場合は-r(reverse)を追加します。たとえばls -ltrとすると、古い順に並びます。

7. 他のディレクトリの中身を見る方法

7. 他のディレクトリの中身を見る方法
7. 他のディレクトリの中身を見る方法

lsコマンドのあとにパス(ディレクトリ名)を指定することで、今いる場所以外の中身も見ることができます。


ls /home/user/Documents
resume.pdf  notes.txt

このように、他のディレクトリの中にどんなファイルがあるかを簡単に確認することができます。

8. よく使うlsコマンドの便利な組み合わせ

8. よく使うlsコマンドの便利な組み合わせ
8. よく使うlsコマンドの便利な組み合わせ

初心者の方でも覚えておくと便利なlsコマンドの組み合わせを紹介します。

  • ls -al:隠しファイルを含めて詳細表示
  • ls -lh:サイズを見やすい単位で表示
  • ls -ltr:古い順に詳細表示

オプションは順不同で組み合わせることができます。自分が見やすい形に工夫して使ってみましょう。

9. lsコマンドで起こりやすいエラーと対処方法

9. lsコマンドで起こりやすいエラーと対処方法
9. lsコマンドで起こりやすいエラーと対処方法

存在しないディレクトリを指定してしまったり、スペルミスをするとエラーメッセージが表示されます。


ls /wrong/path
ls: cannot access '/wrong/path': No such file or directory

このようなときは、パスの綴りやスペースの有無、大文字と小文字の違いがないかを確認しましょう。Linuxは大文字と小文字を区別する点にも注意が必要です。

10. lsコマンドを使いこなすことがLinuxへの第一歩

10. lsコマンドを使いこなすことがLinuxへの第一歩
10. lsコマンドを使いこなすことがLinuxへの第一歩

lsコマンドはLinuxの基本中の基本です。マウス操作に慣れている方でも、ターミナルから操作することに最初は戸惑うかもしれませんが、lsを覚えることで一気にLinux操作が楽になります。

ファイル管理の第一歩として、まずはlsで中身を確認する習慣を身につけましょう。次第に「lsがないと落ち着かない」と感じるようになりますよ。

まとめ

まとめ
まとめ

本記事では、Linux操作の基礎中の基礎といえるlsコマンドについて、初心者がつまずきやすい部分や知っておくと便利なオプション、さらに実務や学習でよく使う組み合わせまで幅広く解説しました。lsコマンドは、Linuxで作業を始める前に「今この場所には何があるのか?」を確認するために欠かせない存在であり、ターミナル操作に慣れていない方にとっても比較的理解しやすいものです。

例えば、基本の ls を実行するだけでフォルダ内の一覧が見られるため、現在の作業状況を把握する手がかりになります。隠しファイルを確認したいときは -a、詳細情報が必要なときは -l、サイズを見やすくしたいなら -h といった具合に、目的に応じてオプションを組み合わせれば、より効率的なファイル管理が可能になります。

例えば隠しファイルを含めて詳しく確認したい状況では、次のようなコマンドが役立ちます。


ls -al
.  ..  .bashrc  Documents  Downloads  Pictures  index.html

また、サイズや更新日順に並び替えるテクニックもファイル整理に役立ちます。更新日時順に表示する -t や、古い順に並べ替える -r の活用は、ログ解析や日付の異なるファイルを扱う場面で非常に便利です。


ls -ltr
-rw-r--r-- 1 user user  1024 Sep 15 10:00 index.html
-rw-r--r-- 1 user user  2048 Sep 16 12:00 report.txt

Linuxで作業を進めるうえでは、ファイル管理やディレクトリ構造の把握が必須となります。そのためには、他のディレクトリを確認できる ls /path の使い方も欠かせません。慣れてくると、自分がどこにいて、どのファイルを扱っているのかを即座に判断できるようになり、作業スピードは格段に上がります。

さらに、lsコマンドは単体で使うだけでなく、学習が進むにつれて他のLinuxコマンドと組み合わせて使用する機会も増えていきます。例えば、パイプ記号(|)で less や grep と組み合わせることで、より必要な情報だけを取り出すこともできます。このように、lsの基本をしっかり身につけておくことが、Linux全般の操作の理解につながるのです。


ls -l | less

もちろん、初心者が最初に戸惑いやすいエラーについても触れました。特に存在しないディレクトリを指定してしまうミスは非常に多く、次のようなエラーが表示されます。


ls /wrong/path
ls: cannot access '/wrong/path': No such file or directory

こうしたエラーが出たときは慌てず、パスの綴りや大文字・小文字の違いを見直すことが重要です。Linuxは大文字と小文字を厳密に区別するため、WindowsやMacとは異なる注意が必要になります。このポイントを理解しておくと、エラーの原因が瞬時に把握でき、トラブルに強い操作が身につきます。

lsコマンドはシンプルながら奥が深く、日常の操作に必ず登場する重要な存在です。ファイルを探す、内容を整理する、作業状況を把握するなど、多くの場面で活躍します。Linuxに触れ始めたばかりの方は、ぜひ日常的に ls を使って、ターミナル操作へ自然に慣れていきましょう。小さな積み重ねが、後の高度なコマンド操作にもつながっていきます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、lsコマンドってこんなに多くの情報が得られるとは思いませんでした!最初は一覧表示するだけだと思っていました。」

先生

「確かに見た目はシンプルだけど、オプション次第で使い方はぐっと広がるんだよ。隠しファイルや詳細情報の表示、並び替えなど、実務でも頻繁に使う場面が多いね。」

生徒

「特に ls -al と ls -lh の組み合わせが見やすくて気に入りました。ファイルのサイズが人間にとって読みやすいって大事なんですね!」

先生

「その通り。読みやすい表示は作業効率を大きく左右するからね。日常的に ls を使いながら、自分に合った表示形式を見つけていくといいよ。」

生徒

「はい!エラーが出たときに落ち着いてパスを確認する大切さも身に沁みました。コマンドの入力って思った以上に丁寧さが必要ですね。」

先生

「良い気づきだね。その丁寧さこそがLinuxを扱う上での大切な習慣になるんだよ。今日学んだ ls の基本をしっかり身につけて、次のステップに進んでいこう。」

この記事を読んだ人からの質問

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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

lsコマンドとは何ですか?Linux初心者にわかりやすく教えてください。

lsコマンドとは、Linuxでフォルダやディレクトリの中にあるファイル一覧を表示するための基本コマンドです。「list(リスト)」の略で、Windowsのようにマウスで開かなくても、ターミナルで中身を簡単に確認できます。
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