cd -の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる直前のディレクトリに戻るショートカット
生徒
「先生、さっきいたディレクトリに一発で戻る方法ってないんですか?毎回パスを入力するのが面倒で…」
先生
「ありますよ!cd -というショートカットを使えば、直前にいたディレクトリにすぐ戻ることができます。」
生徒
「えっ!?そんな便利なコマンドがあったんですね!ぜひ使い方を教えてください!」
先生
「もちろんです。わかりやすく説明していきますので、一緒に覚えていきましょう!」
1. cd -とは?
cd -は、Linuxで直前にいたディレクトリに戻るためのショートカットです。
普通のcdは「移動先を指定」して使いますが、-をつけると「直前の場所へジャンプ」する特別な機能になります。
例えるなら、「前の部屋に戻るためのドアを一発で開けるボタン」のようなものです。
2. cd -の基本的な使い方
たとえば、最初に/home/userにいて、そこから/var/logに移動したとします。
cd /var/log
その後、cd -を使うと、直前の/home/userに戻れます。
cd -
/home/user
このように、cd -は移動と同時に「戻る先のディレクトリ名」も表示してくれる便利なコマンドです。
3. cd -で交互に行き来できる
cd -は1つ前のディレクトリを覚えてくれているので、行き来を繰り返すことができます。
例:
cd /home/user
cd /var/www
cd -
/home/user
cd -
/var/www
このように、「ホーム」と「ウェブ」の間をショートカットで往復できるのです。
4. cd -が役立つ具体的な場面
初心者がLinuxを使っていると、「さっきまでいた場所に戻りたい!」ということが頻繁にあります。
たとえば:
- 設定ファイルのある場所に移動したあと、元の作業フォルダに戻りたいとき
- ログ確認とソース編集を交互に行うとき
- 作業ディレクトリとダウンロードフォルダを行き来するとき
そんなときにcd -を使えば、毎回パスを打たずにワンタッチで移動できます。
5. cd -と組み合わせる便利なコマンド
pwd(現在の場所を表示)と組み合わせることで、より確実に動作を確認できます。
pwd
/home/user
cd /etc
pwd
/etc
cd -
/home/user
このようにpwdを使えば、「今どこにいるか」が明確にわかるので初心者にも安心です。
6. cd -と混同しやすいcd ..との違い
似たような見た目のコマンドにcd ..がありますが、役割はまったく違います。
| コマンド | 動作 |
|---|---|
cd - | 直前にいたディレクトリに戻る |
cd .. | 1つ上の階層に移動 |
cd ..は「今の場所の親ディレクトリ」に移動するもので、戻る先の記憶とは関係ありません。
7. cd -の注意点とエラー対処
cd -を使ってもエラーになる場合があります。
たとえば、ログイン直後などで「直前の場所」の記録がないときには以下のようなエラーになります。
cd -
bash: OLDPWD not set
OLDPWD(直前のパス)という変数が設定されていないという意味です。
これは異常ではなく、「一度もcdで移動していない」状態では普通の挙動です。
8. cd -で覚えておくべきポイント
cd -は直前のディレクトリに戻るショートカット- 毎回パスを入力せずに往復移動ができて作業効率アップ
pwdと併用して現在位置を確認しようcd ..とは役割が違うので注意- セッション開始直後などはエラーになる場合もある
まとめ
本記事では、Linuxの操作で頻繁に利用されるcdコマンドの中でも、特に便利なショートカットであるcd -について深く学びました。直前にいたディレクトリへ瞬時に戻るという仕組みは、一度覚えるだけで日々の作業効率を大幅に高めてくれます。複雑なパスを毎回入力する必要がなくなり、ログファイルの閲覧や設定ファイルの編集、複数ディレクトリ間を行き来する場面でも非常に役立ちます。特に初心者ほど「さっきの場所に戻りたい」というケースが多いため、このショートカットを使いこなすことはLinux操作の基本ともいえる重要なスキルになります。
cd -が直前のディレクトリを記憶しているため、行き来を簡単に繰り返すこともできます。実際の操作例を示すと、以下のように往復がスムーズに行えます。
cd /home/user
cd /var/www
cd -
/home/user
cd -
/var/www
また、pwdコマンドと組み合わせることで、自分がどのディレクトリにいるのかを確認しながら移動でき、初心者でも迷わず利用できます。特に作業ディレクトリが複数に分かれている場合や、設定ファイルとログファイルを行き来する場面では、cd -があることで煩雑な移動が大幅に軽減されます。さらに、cd ..との違いを理解することで、ディレクトリ構造や階層の概念がより明確に把握でき、Linux操作全体の基礎力向上にも繋がります。
直前のディレクトリが記録されていない場合にはエラーメッセージが表示されることもありますが、これは通常の挙動であり、実際の作業では特に問題になることはありません。以下のようなエラーが出る場合でも、cdで一度移動すれば正常に動作します。
cd -
bash: OLDPWD not set
このように、cd -はLinuxディレクトリ操作の中でも特に実用性の高いショートカットであり、確実に覚えておくべき重要なコマンドです。慣れてくると、複数の作業対象を抱えている状況でもスムーズに移動でき、効率的なファイル編集やログ確認が可能になります。日々のコマンドライン作業をより快適にするためにも、ぜひ積極的に使って習得していきましょう。
サンプル操作の追加例
他のディレクトリを扱う場合にもcd -は同様に活用できます。次の例では、ドキュメントフォルダと設定フォルダの間を行き来する操作を示しています。
cd /home/user/Documents
cd /etc
cd -
/home/user/Documents
親ディレクトリへ移動するcd ..とも比較しながら使い分けることで、より正確で直感的なディレクトリ移動が身につきます。Linux操作の基礎を固めるためにも、実際に手を動かしてコマンドの動作感覚を掴みましょう。
生徒
「先生、cd -ってこんなに便利だとは思いませんでした!直前の場所に戻れるだけで作業がすごく楽になりますね。」
先生
「そうでしょう。特に複数のディレクトリを切り替えながら作業する場面では、cd -があるだけで移動が一気にスムーズになるんだよ。」
生徒
「pwdで場所を確認しながら使えば、迷うこともなくて安心ですね。」
先生
「その通り。cd ..と混同しないように注意しながら、繰り返し使ってみることで自然と身についていくはずだよ。」
生徒
「はい!ログや設定ファイルを見に行くときに積極的に使って慣れていきます!」
先生
「いい心がけだね。コマンドは実際に触ることで理解が深まるから、どんどん試していこう。」